こんにちは、やましろうです。
経営について興味がある方や、知りたい方にとって「大学4年間の経営学が10時間でざっと学べる」を読むことで、経営の基本から戦略的なことまでを知ることができます。
この本を読むことで次のことがわかります。
- 経営の基本
- 経営組織や戦略について
- マーケティングについて
経営組織論
大きな組織を効率的に動かすには?
大きな組織を動かすためには次の3つが大切になります。
- ①職務を専門化することで分業する。
- ②担当者が変わることで対応が変わらないように規則を明確化する。
- ③文章によって記録する。
この3つをやることにより、大きな組織でも効率的に動かせることができます。
組織の管理原則と管理サイクル
組織の管理サイクルではPDCAサイクルが必要になります。
PDCAサイクルとは、
- (Plan)計画する
- (Do)実行する
- (Check)評価する
- (Action)改善する
このサイクルを回すことで上手く管理することができます。
経営戦略論
いろいろな事業に進出する戦略
経営戦略として多角化するという方法があります。多角化とは1つの会社がいろいろな事業に進出することです。
そうすることで、別の事業が本業にも良い影響をあたえるというメリットがあります。
選択と集中のためのマトリックス
選択と集中を行うための分析として使われているのがプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)です。
- A)市場成長率が高ければ成長についていくためにお金がかかるが、成長率が下がればお金はかからなくなる。
- B)市場シェアが高いほど、量産効果が効いて生産コストが下がるので、利益がでるようになる。
この2つの経験則、市場成長率と市場シェアでポートフォリオ・マトリックスを作ればどこに選択と集中をすればいいのかがわかります。
- ①金のなる木(流入が大きく、流出が小さいので資金源になる。)
- ②花形(流入が大きく、流出も大きいですがシェアを維持すれば金のなる木になる。)
- ③負け犬(流入は小さく、流出も小さいので売却等で投資回収をしたり撤退したりしする。)
- ④問題児(流入は小さく、流出は大きいのでこのまま負け犬になるか、積極投資でシェアを拡大して花形を目指すかを決める。)
これらを分けて考えることで、どこに選択し集中すればいいのかがわかります。
競争を勝ち抜く基本的な考え方
基本戦略として、①コスト・リーダーシップ戦略、②差別化戦略、③集中戦略の3つを使い分けるのがいいそうです。
①コスト・リーダーシップ戦略
業界内で最も低いコストを実現したり、低価格で売りさばいたりして、高い利益率をあげたり、他社を市場から追い出したりします。
②差別化戦略
高品質、高級ブランド、値段、技術などいろいろありますが、複数の面で差別化するのがいいみたいです。
③集中戦略
戦略ターゲットが特定の顧客だけならば、特定の品種、買い手、地域に絞り込んだ集中戦略をとるのがいいです。
マーケティングは3段階で考える
商品やサービスのマーケティング計画の基本としてSTPと呼ばれるものがあります。
STPとは
- セグメンテーション(Segmentation)
年齢や性別、職業、地域などを細分化します。
- ターゲッティング(Targeting)
細分化した中からターゲットを絞り込みます。
- ポジショニング(Positioning)
ターゲットに合わせて、低価格か高価格か、機能性かファッション性かなど商品の位置付けを決めます。
4つのマーケティング・ツール
ターゲット市場をどうやって攻略するのかは、次の4つの マーケティング・ツールを組み合わせます。
- 製品(Product)
どのような商品やサービスにするのか、品質やデザインなどを決めます。
- 価格(Price)
どのくらいの価格にするかを決めます。
- 流通(Place)
どの店舗や販売経路で販売していくのかを決めます。
- プロモーション(Promotion)
どのように宣伝したり、広告をしていくのかを決めます。
この4つを組み合わせてターゲット市場を攻略していきます。
顧客満足は従業員満足にもつながる
顧客満足が高くなれば、リピーターになってくれて顧客の定着率も上がり、企業の成長率も上がります。そのほかにも顧客満足は従業員満足を上げる効果もあるみたいです。
従業員満足が上がれば、離職率や欠勤率も低くなります。
顧客満足と従業員満足を向上させていくことで、企業の活動も続けていくことができます。
おわりに
経営学を学ぶことで、組織や企業活動についてを知ることができ、普段の生活や仕事などでの見方や考え方が変わると思います。そうすることで自分の頭で考えることができ正しい情報を知ることができます。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
おすすめ関連記事