こんにちは、やましろうです。
マーケティングに興味があったり、知りたいと思っている方へ「大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる」という本を読むことで、マーケティングの全体像や考え方などを知ることができます。
この本を読むことで次のことがわかります。
- マーケティングの考え方
- マーケティングの戦略
- マーケティングの方法
はじめに
マーケティングとは価値を交換するプロセスのことをいいます。価値の交換がスムーズに行われる仕組みづくりにより、市場を創造することがマーケティング活動の目標です。
そのためには相手の立場に立って考えることが大切になります。
マーケティングの誕生
日本では1950年代半ばぐらいに「マーケティング」という言葉が使われ始めたらしいです。
市場のニーズや欲求にもとづいて、より効果的・効率的に組織目標を達成すること、つくったものを売るのではなく、売れるものをつくるという考え方(マーケティング志向)が必要になりました。
マーケティングの進め方
- まずは、どの分野にビジネスを展開するかを見定めます。
- 次に、その事業で何を成し遂げたいのかという大きな目標を決めます。
これはマーケティング戦略と呼ばれ
Segmentation : セグメンテーション
(市場にはどのようなタイプの顧客が存在するのか)
Targeting : ターゲティング
(どのようなタイプの顧客を対象とするのか)
Positioning : ポジショニング
(どんな価値を提供するのか)
この3つの英語の頭文字をとってSTPと呼ばれています。
なにごとも情報収集が大事
マーケティング情報の集め方
マーケティングの情報を集める方法は①社内記録、②マーケティング・インテリジェンス活動、③マーケティング・リサーチと大きく分けて3つあります。
①社内記録
日常業務として収集されるデータであり、販売情報や顧客情報などがあります。
②マーケティング・インテリジェンス活動
日々、業界や競合会社の動向、現場のニーズや課題などの情報を集めます。
③マーケティング・リサーチ
社内記録やマーケティング・インテリジェンス活動で集められたデータを検討し、それが不十分であれば、顧客へのアンケートや、店頭の様子を観察したりして情報を集めます。
情報を得るための3つの手法
まずは、問題を特定して調査の目的を明確にしてから情報収集にあたります。
調査方法は、質問法、観察法、実験法の3種類があります。
1,質問法
アンケート調査や、郵送、電話、インターネットでの質問票による回答などがあります。
2,観察法
「顧客の購買」や「情報探索行動」を集めます。「購買」はネットであれば、自動的にサーバーに記録され、実店舗であれば、ポイントカードによって集めることができます。
「情報探索行動」はネットだとページ観覧履歴、店舗内だと防犯カメラや、調査員の消費者の行動観察によって集めることができます。
3,実験法
地域を限定した販売や、契約店舗でのテスト販売、実験室での購買調査などがあります。
マーケティング戦術
マーケティング戦術とは次の4つを組み合わせて考えます。
①製品(Product)
デザインやパッケージ、サイズなどを決めて、いくつ作成すべきか、さらにアイテムの種類やバリエーションなども決めます。
②流通(Place)
販売経路や種類などを決めて、店舗のタイプを決めます。
③価格(Price)
製品のサイズ、容量、販売単位と流通の特性を考えて決めます。
④プロモーション(Promotion)
広告クリエイティブ、メディア計画などがあります。
これら4つを組み合わせてマーケティングの戦略を考えます。
モノからコトへ
製品、サービスの購入、使用などを通して心の中で生まれた価値は記憶に残りやすくなります。消費者の「経験」を強く記憶に残すことにより、ブランドのイメージをつくりだすことができます。
おわりに
マーケティングに興味がある方や知りたい方にとって、この本を読むことでマーケティングの全体像や流れ、方法などを知ることができます。
マーケティングの流れやプロセスを知ってるだけでも、モノの見方や考え方が変わると思います。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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