こんにちは、やましろうです。
「集中力や記憶力を高めたい」、「独学で知識やスキルを身につけたい」と思っている方は、この本を読むことで、科学的な視点から最強の勉強法について学ぶことができます。
この本を読むことで次のことがわかります。
- 最強で最高の勉強法
- ワーキングメモリについて
- 目標の立て方
脳科学者と心理学者たちが選んだベストな勉強法
アメリカの脳科学者と心理学者たちが集まり、これまでの科学研究をかたっぱしからチェックし、よくある勉強法の効果にどれだけの科学的根拠があるかを評価しました。
研究の対象となったのが、10の勉強法で、以下がその結果となります。
10の勉強法の評価
- 最も効果的な勉強法
「テスト」、学んだことを理解できているか、記憶できているかをテストする。
「インターバル」、一度学んだことを、しばらく時間を空けて勉強し直す。
- しばしば効果的な勉強法
「熟考」、学んだ内容で疑問に感じたことをじっくり突き詰めて考える。
「自己説明」、重要なポイントを自分自身に向かって説明する。
「混ぜ合わせ」、違う科目やジャンルを交互に勉強する。
- 注意すべき勉強法
「まとめ」、重要なポイントをまとめとしてノートに書き出す。
「線引き」、教科書やテキストの重要な箇所に、赤ペンや蛍光ペンなどで線を引く。
「キーワード」、歴史の年号や英単語などを語呂合わせキーワードを使って記憶する。
「イメージ」、学んだことを頭の中で画像や動画のように鮮明にイメージ化する。
「読み直し」、テキストやノートを繰り返し読み返す。
「しばしば効果的な勉強法」、「注意すべき勉強法」は世代や分野によって、効果が違ってきたり、限定されてしまいます。
「最も効果的な勉強法」を学習に多く取り入れることで、学習の効果を上げることができます。
ワーキングメモリの力を利用する
「ワーキングメモリ」の定義とは、ものごとを現在の意識にとどめ、それらを整理したり、組み合わせたりして、意識の中で実行する脳の働きを指すそうです。
今、何かを意識できて、それで何かを実行できるのは「ワーキングメモリ」のおかげになります。
人間のワーキングメモリには限界があり、そのことを理解しておくことで、学習効果の向上が期待できます。
ワーキングメモリへの負荷を分散させる方法①
1、全体ざっくり法
全体のイメージをざっくりと見渡す。
2、パーツじっくり法
ひとつの部分をじっくり学んでいく。
3、関連性チェック法
部分を学びつつ、全体との関係や位置づけを確認する。
4、例外後回し法
例外的なことは後回しにする。
ワーキングメモリへの負荷を分散させる方法②
- 「多機能活用」
視覚や聴覚による効果を混ぜ合わせて学ぶ。
具体的には、図解や動画を勉強の中に取り入れる。
この方法を知ることで、「ワーキングメモリ」の負荷を分散することができ、学習効果があがります。
休憩時間の最高の過ごし方を利用する
自分に合う「勉強時間」と「休憩時間」を知ることで、学習の効率があがります。
平均的には、
- 勉強は30分から90分のサイクル
- 休憩は5分から15分程度がいいみたいです。
休憩の効果が確実に期待できる方法
1、体を動かす
短い休憩時間に、ストレッチをしたり、5分程度オフィスのまわりを歩くだけでも効果があります。
2、雑談する
勉強や仕事に集中していた意識を、いったん解きほぐすことで、リラックスすることができます。
3、自然を見る
自然に触れることで集中力が回復することが、最新の脳科学で判明しているそうです。
4、エンタメ鑑賞
人間の脳は、目新しいものを見ると目が覚めるらしいです。テレビやスマホで動画を眺めてリフレッシュすることができます。
5、マインドフルネス
瞑想や呼吸法など、短い休憩時間でも効果的です。
科学が示したベストな学習環境
「音」と「学習効果」の関係について、音量よりも音の変化のほうが、学習効果の低下に関係しているみたいです。
その対策として、ホワイトノイズマシンなどで、雑音を他の音で消したり、広い部屋で勉強するのが効果的です。
最新&最強の記憶学習
学びの科学で再注目の学習法「リトリーバル・プラクティス」というものがあります。
「リトリーバル・プラクティス」とは、学んだことを思い起こしたり、使ってみたりすることだそうです。
ノートや教科書を見直して答えを探すのではなく、自分の頭だけを使って関連した記憶を取り出します。
覚えたことをドバッと出す「ブレインダンプ」勉強法
「ブレインダンプ」とは、学んだことを脳の中から一気に思い起こし、言葉にしてドバッと外に出すイメージになります。
文字に書き出したり、声に出して行なうのが、効果的です。
幅広い年代に効果的な「スペーシング」
「スペーシング」とは今日学んだことを、「明日」復習する。ある程度の時間をあけて復習することになります。
時間を空けて思い出したり、復習することで、学習効果や記憶力が上がります。
目標の立て方のスタンダード
目標を立てるとき、人間の心の3大欲求である「つながり感」、「できる感」、「自分から感」を満たしてあげるようにすることが大切です。
1,まずは、現在自分が立てている目標を確認する。
2,具体的で、数値化された目標を立てる。
3,人間の3大欲求に基づき、なぜその目標を達成したいのか、達成することでどのように満たされるのか、自分に問い直します。
- 「自分から感」
自分の意思である、自分以外の何かに突き動かされてないなど。
- 「つながり感」
人脈が豊かになる、社会に貢献するなど。
- 「できる感」
自分の能力が上がる、新しい知識やスキルが身につくなど。
これらを意識することで、なぜ自分がその目標に向かっているかを振り返ることができます。
また、振り返ることで、強くその目標を意識する効果があります。
おわりに
「集中力や記憶力を高めたい」、「独学で知識やスキルを身につけたい」と思っている方は、この本を読むことで、科学的な視点から最強の勉強法について学ぶことができます。
「脳科学が明かした!結果が出る最強の勉強法」では、学習のやり方や覚え方、休憩の取り方などさまざまな勉強法が書いています。
もっと詳しく知りたい方は、一度読んでみることをおすすめします。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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